目薬一本5mLは何日分に相当するか服薬指導するための指導せん

こちらの指導せんは薬局薬剤師が文献等の情報を基に執筆・監修しています。

指導せん

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※指導せんは4枚セットです。印刷する場合、A4用紙が適切です。

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指導せんの説明

目薬1滴の量はどれくらいか

 容器の形状や点眼方法によって変わるが、一般に1滴量はおよそ30〜50μg(0.03〜0.05mL)である。なるべく目に対して容器を垂直にして点眼する。斜めにして点眼すると、1滴量が減る恐れがある。

点眼は1回1滴で充分

 眼内には30μg程度しか入らないため、1回1滴で充分である。1回で入らなかった場合を除き、必要以上に点眼する必要はない。点眼後1〜5分程度、目を閉じると、全身性の副作用の予防や薬物効果の十分な発揮につながる。

薬歴・服薬指導計画例1

P:点眼量は1回1滴で充分であり、必要以上に点眼しなくても良いと説明。

N :目薬:1回1滴で点眼できているか確認。

目薬5mLは何日分に相当するか

 目薬の1滴量は約0.05mLなので、一本5mLの目薬の場合、約100滴分に相当する。容器の形状や点眼液の粘性などで多少変わる場合がある。開封後はなるべく1ヶ月以内に使用するよう推奨されているため、一本あたり30日を超えた場合は残液があっても廃棄が望ましい。

点眼回数片眼両眼
1日1回

30日分

(30日分)

30日分

(25日分)

1日2回30日分25日分
1日3回30日分約16日分
1日4回25日分約12日分
1日5回20日分10日分
1日6回約16日分約8日分

カッコ内は一本2.5mLの場合です。

開封後は残液があっても、30日を限度とする。

薬歴・服薬指導計画例2

P:今回の目薬は一本あたり◯◯日分を目安に使用する。開封後1ヶ月を超えた場合は、残液があっても衛生的に廃棄した方が良いと説明。

N :(薬剤名):開封後1ヶ月を超えたものは使用していないか?

次回診察日の目安

 処方日数の計算のややこしさから次回診察日まで数が足りなくなることがあるので、診察日が決まっていれば、少し余裕をもった処方がされているか確認する。

薬歴・薬指導計画例3

P:次回診察日の目安は◯月◯日です。少し余裕をもって受診すると説明。

N :(薬剤名):毎日、決められた回数で点眼できているか確認。

参考文献

点眼剤の適正使用ハンドブックQ&A 2011:日本眼科医会より抜粋して引用

追記情報

特になし

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